桜田工業の技術
外壁通気工法で、家全体が自然に深呼吸できる換気システム
たとえば、暖かい陽光が注ぐ南側の空気を、冷たい北側や冷える水回りに流せば、屋内全体の均一な温度維持に効果的です。住まいの中を風が循環し、床・壁、天井の表面温度を平均的に保てば、部屋中どこにいても、心地よい空気が肌に感じられるでしょう。
集中換気システムの計画換気によって、カビ・ダニを防除し、生活臭もよどみません。吸気フィルターの設置により有害な花粉や粉じんもカットします。さわやかで健やかな室内の空気が守られます。
室内の風は、建物の耐久性も高めます。室内の結露や、腐朽菌の発生も抑えるため、建材の傷みを防止するからです。
断熱・気密性能の基準値を大幅に向上
桜田工業が造る住宅は、熱損失係数「Q値」(※)を大幅な向上に成功しています。ひとクラス上の省エネ環境を実現しています。遮音効果も高く、周辺の騒音も軽減します。
※Q値:断熱気密性能を総合的に評価し、省エネルギー住宅を認める基準値。断熱性能を示す。数字が小さいほど優秀。
二重ガラス用断熱サッシ - ガラス戸で変わる -
屋外に開けたガラス戸は、室内の環境に大きく影響します。ガラスとサッシへのこだわりは、重要なポイントです。
●サッシ選び外側はアルミ、内側は樹脂を使用した複層ガラスサッシを使用すれば、断熱性と遮音性に優れます。窓際に結露もたまりません。腐食しないため、長く使用できます。内側と外側のサッシ色のコーディネートも可能。部屋や外観に個性的な彩りを添えます。
●ガラス選び先進のエコガラスを二枚組み合わせ、内部に金属皮膜でコーティング。さらに、アルゴンガス(※)を注入します。アルゴンガスは熱伝導率が低く外気による室内温度の上下を軽減します。空からの日射熱を60%程度もカットし、逆に室内の熱も逃しません。紫外線カット効果も期待できます。
※アルゴンガスは人体に無害な気体。安心です。
日本は雨が多く湿気も満ちています。水や湿気は建物を弱めるだけではなく、カビやダニなど有害な生物の増殖を招き、人々の健康にも悪影響を及ぼします。
伝統的な日本家屋は、屋外に開けています。風通しを重視したのです。そうして、日本の風土にふさわしい高い耐久性を得ました。1000年以上前のいにしえから残存する木造建物は世界を驚かせています。日本の誇りともいえるでしょう。
私たちは、日本の知恵と技術を現代の家づくりにも活かし、丈夫で朽ちがたい家づくりを目指しています。自然と共生し、心と体にやさしい健康的な住環境を創造します。
日本を代表する木造軸組構造がベース。ビルにも採用されている、剛性の高い接合法「ラーメン構造」(※)を融合します。さらに、2×4のパネル組も取り入れます。地震などの衝撃に備え、より強い耐久性を目指したオリジナル工法です。
→継ぎ手をすべて接合金物に置き換えます。
厚さ3.2mmの鋼板を使用、直径12のボルトとドリフトピンの組み合わせで、優れた制度と安定した強度を実現します。木材は、ひき板にしてから積層する集成材を用います。これは、無垢材の1.5倍の強度。反りやねじれ、ひび割れなども起こりません。
※柱・梁の部材を、溶接し一体となった頑丈な構造。「ラーメン」とはドイツ語で「枠」「額縁」の意味。