お客さまの声

住み心地のよい家を求めて 福島県郡山市 佐藤 文夫さま


では、この家はどのようにして建てられたのでしょうか?次にその概要を紹介したいと思います。

まず、基礎について。
住宅の建築にあたり、地盤調査の結果に基づく血耐力の計算によって、杭を打つか、ベタ基礎にするか、布基礎でよいか決めるそうです。私の家は「ベタ基礎」で基礎を作りました。建物は和洋混交の二階建て木造住宅です。

2008年9月6日に上棟までの木材を搬入し、直ちに基礎パッキンを敷き土台を水平にセットします。9月11日に足場を組み立て、12日に上棟を行いました。
その4日後に写した写真です
上棟後の様子

屋根の材料は瓦ではなく、ガルバリューム(※)というアルミ合金の金属の陸屋根(※)を選びました。
一階と二階の天井、内壁、外壁にパネルを張りました。面材耐力壁としても使用します。板金屋さんは屋根にガルバ(ガルバリゥム)を張りました。

※ガルバリューム:溶融亜鉛5%ーアルミニウム合金めっき鋼板)
※陸屋根:ろくやね・勾配のついたフラットな屋根

この間、防虫対策(シロアリ、キクイムシの被害防止)のためにネオアリシスを塗っています。

気になったのは断熱材でした。躯体工事がどんどん進んでいるのに、断熱工事になかなか着手しませんでした。グラスウールや板状ポリウレタンでは取り付けられないのではないかと思っていました。

しかしながら、浅薄な私の知識では考え及ばなかった方式が使われました。
防虫対策と断熱材

ブローイングする機械
ブローイングする機械

床下には発泡ポリウレタンをブローイング。壁では壁の内部に気密シートを張り、難燃性のセルローズファイバーを注入するのです。普通、木造住宅に内断熱は難しいと言われているかと思いますが、こうして内断熱の家ができました。もちろん、内部結露も心配なので断熱材の外側に通気層も作っています。

セルローズファイバーを注入した壁
セルローズファイバーを注入した壁

セルローズファイバーを注入した天井
セルローズファイバーを注入した天井

セルローズファイバーを注入する器械
セルローズファイバーを注入する器械

こうして断熱工事の後、床には床材のパネルと桜色のフローリングを張りました。初めに施工会社さんから「床はパイン(西洋赤松)の無垢板でどうか」という提案をいただきましたが、私は普段見慣れているフローリングに決めました。今これが気に入っています。

壁は石膏ボードを張り、部屋と接する部分はクロスではなく珪藻土による塗装をしました。
外部と接する外壁は、サイディングという今多く使われている乾式外壁ではなく、左官屋さんの施工による良質の壁材料を使いました。外面には櫛引きという人手による手法で模様をつけました。


次は暖房装置について紹介します


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